今回は抗うつ薬の三環系、四環系などについて、記事にしたいと思います。ゴロは特にありません。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多い
でしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。
だから、勉強時間の短縮に役立つ!!
しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。
そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました。
より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう。
Time is money! お金で時間を買ってください。
しかも当ブログなら購入前にゴロを確認でき、自分に合っているか否かを試せます。
多くのゴロでビビッとフィーリングが合えば、紙ベースをオススメします。
三環系抗うつ薬のゴロ
薬理作用:三環系の多くは、神経終末でのセロトニン、ノルアドレナリンの再取り込み阻害(SNRIと同様のイメージ)。※なので例外を下のゴロで覚えよう
その他にもヒスタミンH1受容体遮断、ムスカリン受容体遮断、アドレナリンα1受容体遮断を有しているため副作用が多い。
<副作用>
悪性症候群
口渇、排尿困難、便秘、眼圧上昇(ムスカリン受容体遮断:抗コリン作用による)
起立性低血圧(アドレナリンα1受容体遮断作用による)
眠気、体重増加(抗ヒスタミン作用による)
<禁忌>
MAO阻害薬投与中の患者
緑内障(抗コリン作用を有するため)
クロミプラミン(商:アナフラニール)
ノルトリプチリン(商:ノリトレン)→比較的選択的にノルアドレナリン再取り込み阻害
アミトリプチリン(商:トリプタノール)
アモキサピン(商:アモキサン)
イミプラミン(商:トフラニール)
トリミプラミン(商:スルモンチール)
ロフェプラミン(商:アンプリット)
ドスレピン(商:プロチアデン)
※~ラミン、~チリン、~セリン、~サピン、~レピンは三環系、四環系抗うつ薬
(ゴロ)アドレス分からん?マップに載っとる。チリンチリン
「アドレス分からん」(比較的)選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害
「マップ~チリン」マプロチリン※これは四環系
「載っとるチリン」ノルトリプチリン
【実務領域】適応により用量が異なる薬
●イミプラミン(商:トフラニール)
・うつ病:初期用量 25~75mg/日、300mgまで増量可
・遺尿症:学童25~50mg/日 1日1~2回、幼児25mg/日 1日1回
●アミトリプチリン(商:トリプタノール)
・うつ病、うつ状態:初期用量30~75mg/日、300mgまで増量可
・夜尿症:10~30mg/日
・末梢性神経障害性疼痛:初期用量10mg/日、150mgまで増量可
四環系抗うつ薬のゴロ
四環系抗うつ薬は薬理作用で2つに大別できる。
(ゴロ)アドレス分からん?マップに載っとる。チリンチリン
「アドレス分からん」(比較的)選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害
「マップ~チリン」マプロチリン(商:ルジオミール)
「載っとるチリン」ノルトリプチリン※これは三環系
(ゴロ)「背チープやから見やんで」とアイツ断る
「背チープ」セチプチリン(商:テシプール)
「見やんで」ミアンセリン(商:テトラミド)
「アイツ断る」α2受容体を遮断(し、ノルアドレナリン遊離促進)
その他の抗うつ薬のゴロ
(ゴロ)トラをドーンとセット輸送すな!本当にだめ!
「トラをドーン」トラゾドン(商:レスリン、デジレル)
「セット輸送すな」セロトニントランスポーター抑制(セロトニン再取り込み阻害)
「本当にダメ」セロトニン5-HT2受容体阻害作用
※抗うつでは、セロトニンを働かせたいのに受容体阻害とは少しクセがあります。
★まだ時間のある人は他のゴロも探してみてください★