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[薬理ゴロ]抗うつ薬(三環系、四環系、その他)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は抗うつ薬の三環系、四環系などについて、記事にしたいと思います。ゴロは特にありません。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。


暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。

薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。
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三環系抗うつ薬のゴロ

薬理作用:三環系の多くは、神経終末でのセロトニン、ノルアドレナリンの再取り込み阻害(SNRIと同様のイメージ)※なので例外を下のゴロで覚えよう
その他にもヒスタミンH1受容体遮断、ムスカリン受容体遮断、アドレナリンα1受容体遮断を有しているため副作用が多い
<副作用>
悪性症候群
口渇、排尿困難、便秘、眼圧上昇(ムスカリン受容体遮断:抗コリン作用による
起立性低血圧(アドレナリンα1受容体遮断作用による
眠気、体重増加(抗ヒスタミン作用による
<禁忌>
MAO阻害薬投与中の患者
緑内障(抗コリン作用を有するため)

クロミプラミン(商:アナフラニール)
ノルトリプチリン(商:ノリトレン)→比較的選択的にノルアドレナリン再取り込み阻害
アミトリプチリン(商:トリプタノール)
アモキサピン(商:アモキサン)
イミプラミン(商:トフラニール)
トリミプラミン(商:スルモンチール)
ロフェプラミン(商:アンプリット)
ドスレピン(商:プロチアデン)
※~ラミン、~チリン、~セリン、~サピン、~レピンは三環系、四環系抗うつ薬

(ゴロ)アドレス分からん?マップに載っとる。チリンチリン
「アドレス分からん」(比較的)選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害
「マップ~チリン」マプチリン※これは四環系
「載っとるチリン」ノルトリプチリン

【実務領域】適応により用量が異なる薬

●イミプラミン(商:トフラニール)
うつ病:初期用量 25~75mg/日、300mgまで増量可
遺尿症:学童25~50mg/日 1日1~2回、幼児25mg/日 1日1回

アミトリプチリン(商:トリプタノール)
・うつ病、うつ状態:初期用量30~75mg/日、300mgまで増量可
・夜尿症:10~30mg/日
・末梢性神経障害性疼痛:初期用量10mg/日、150mgまで増量可

四環系抗うつ薬のゴロ

四環系抗うつ薬は薬理作用で2つに大別できる。

(ゴロ)アドレス分からん?マップに載っとる。チリンチリン
「アドレス分からん」(比較的)選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害
「マップ~チリン」マプチリン(商:ルジオミール)
「載っとるチリン」ノルトリプチリン※これは三環系

(ゴロ)「背チープやから見やんで」とアイツ断る
「背チープ」セチプチリン(商:テシプール)
「見やんで」ミアンセリン(商:テトラミド)
「アイツ断る」α2受容体を遮断(し、ノルアドレナリン遊離促進

その他の抗うつ薬のゴロ

(ゴロ)トラをドーンとセット輸送すな!本当にだめ!
「トラをドーン」トラゾドン(商:レスリン、デジレル)
「セット輸送すな」セロトニントランスポーター抑制(セロトニン再取り込み阻害)
「本当にダメ」セロトニン5-HT2受容体阻害作用
※抗うつでは、セロトニンを働かせたいのに受容体阻害とは少しクセがあります

★まだ時間のある人は他のゴロも探してみてください★

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